小鳥の歌をきいていたー詩集「おうちをつくろう」より

 

冬至

1年でいちばん、夜の長い日。

明日からは、もう
一歩一歩春へ。

「小鳥の歌をきいていた」

    オリバー・ハーフォード

小鳥の歌をきいていた
暗闇にひびく
魔法のような歌
おもいだしても こころたのしい

「春は こんなに近づいた
九月のときに くらべれば」
小鳥がうたうのをきいていた
十二月の暗闇に響くのを

・     ・     ・

【この本のこと】

「おうちをつくろうークシュラにおくる詩集ー」
ドロシー・バトラー 編 岸田衿子・百々祐利子 訳
のら書店

【だれにおすすめ?】

「クシュラの奇跡」というノンフィクションがあります。

重度の障害を持って生まれてきた少女クシュラが、
両親の必死の子育てと、4ヶ月から読んできたたくさんの絵本により、
奇跡的な知能の発達や回復を見せる、という
親の愛情と絵本の力を再認識することができる本です。

そのクシュラが愛した詩を編んだ2冊の詩集のうちの、1冊。

時代をこえる海外の詩人たちと
作者のない大小の詩や歌が、115編。
ユーモラスな挿絵も、素敵です。

おとなが思うよりも、ずっと、
子どもたちは、素直に詩をたのしみます。

疲れている時の、おやすみ前の読み聞かせなど、
詩は短いので、我が家ではとっても重宝します♪

 

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