サンタクロースの素顔を描いた絵本は、たくさんあります。その中には、家でくつろぐサンタさん、部屋着のサンタさんの姿も登場します。
だいたいは、イメージを裏切らない、あたたかそうなガウンを羽織っているくらいの、違和感のない格好をしているのですが、この絵本で、わたしは、ギャフンと言いました。
脱ぎ捨てているし・・・!
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この「サンタクロースとぎんのくま」は、ラチとらいおんの作者マレーク・ベロニカによるクリスマス絵本です。ハンガリーの絵本でサンタクロースの荷物や、窓辺に置かれたブーツ、そこにいれるプレゼントなど、独特な習慣を垣間見ることもできます。お供に連れている、かわいい小鬼のクランプスも伝統的です。
サンタさんからのプレゼントをめぐってケンカになってしまった妹のために、同じくまのぬいぐるみを探しに行く男の子。動物たちの助けで、サンタクロースの住むゆきだるまの町にやってきます。そして、サンタさんにもうひとつぬいぐるみを作ってもらい、妹のもとへ・・・途中はいろいろあるけれど、出てくる人も動物もみんなが幸せになる、クリスマスらしい物語。
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