誰も気にとめない、手作りのおだんごぱん人形

だいぶ前、なぜか家になんとも言えない色の布があって、これどうしよう・・・と考えてひらめいたのが、おだんごぱん。

布を適当に切って、適当に縫って、黒い糸で顔を適当に書いて・・・ほら、その適当さがまさに、おだんごぱんになりました。

あれから15年近く。

このおだんごぱんたちは、とくに読み聞かせで使われることもなく、子どもたちに遊ばれるでもなく、一度も目立ったことも活躍することもないまま、でもまだ家にいます。

何度も引っ越したのに、いろいろ断捨離したのに。とくに大事にされてないのに。

あるときは階段に、あるときは本棚に、あるときはおもちゃ箱に・・・あれ、どこいったかな?と思ってちょっと見渡すと、すぐに見つかる場所にいつもなんとなくいて、決してなくならないのです。

ちょっとそのへんにおいて置いても、じゃまにならない存在感。

子どもたち、おとなになったころ、「ああ、そんなのあった気がする」って思い出すかなあ。

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発売日: 1966年05月  著者:瀬田貞二, 脇田和  レーベル:日本傑作絵本シリーズ  出版社: 福音館書店  ページ数:24p

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