【父の日】最高!個性がひかる お父さんの絵本 4冊

お母さんは育児、お父さんは仕事、なんていう時代は、遠い昔。

仕事も家族の姿も多様化し、お母さんがそうであるように、お父さんだって、「寡黙でやさしい」なんてステレオタイプに一括りにすることはできません。

絵本に描かれるお父さんも、もはや、脇役には収まりません。どんどん、存在感を増していく絵本の中のお父さんから、個性ピカイチの4人をご紹介します。

1 パパがサーカスと行っちゃった

サーカスが街にきたことを知り、大喜びのパパ。いつも大げさなパパに、シラケ顏の子どもたちですが、そのテンションに巻き込まれ、あれよあれよと、よそいきの服を着て出かけることに。サーカスに向かう車でも、パパは大興奮。雨に濡れるのもかまわず、サンルーフから頭を出し、傘を振り回します。

そして、サーカスを見終わったパパは・・・な、な、なんと。そのままサーカスに入団し、世界中へ巡業の旅に出てしまうのです。

パパがサーカスと行っちゃった
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突拍子もなく、でも、とても現代的な、イスラエルの絵本。こちらでもう少し詳しく紹介しています

(5歳くらいから)

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エットガール・キャロット, ルートゥー・モエダン レーベル / 評論社

2 パパのしごとはわるものです

大きくなったら、正義の味方になりたい「ぼく」。ある日、学校でパパのしごとを調べる宿題がでて、車にこっそり乗り込んだ。ついたところは、大きな体育館。中では、かっこいいドラゴン・ジョージと悪役レスラー「ゴキブリマスク」の対戦が始まっていた。ずるい手でドラゴンを追い詰めるゴキブリマスク。もちろん、正義の味方を応援していたぼくだけど、ゴキブリマスクと目が合うと・・・

自慢のパパが、悪役レスラーだと知ったぼく。知られたパパ。

職業にも、それに携わる人にも、貴賎はなく。ただ、何かのために、誰かのために、胸をはって仕事をまっとうする姿が尊い・・・なんて、言わなくたって、子どもは知ってるのです。ただ、感情と気持ちは、ちょっと別なだけでね。

お父さんの絵本の枠を超え、生き様を描いた、めちゃくちゃかっこいい絵本です。

(5歳くらいから)

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板橋雅弘, 吉田尚令 /えほんのぼうけん /岩崎書店

3 あいたくなっちまったよ

山猫は、家に帰るところだった。家で待つ子どもたちの顔を思い浮かべながら、山道を歩いていた。と、コトリと音のしたほうを見ると、こねずみが岩に張りついて隠れていた。「おまえなんて怖くないぞー!」と必死に叫ぶ声に、プッと吹き出し、舌舐めずりをする山猫。それでも、こねずみは胸をはって向かい合い、声をあげます。うちの父ちゃんがどれだけ強くてかっこよくて、勇ましいのか。そのとき、近くの穴から、ヨレヨレのねずみが出てきて・・・

山猫vsねずみ、ではなく、父と父の一騎討ち。かわいい我が子に背中を見せるために、立ち向かう父ちゃん。逃げる父ちゃん。

アクの強い絵も、物語にぴったり合って、最高です。情けは人の為ならず。カッコよさに陶酔しながらパタンと本を閉じ、裏表紙、そしてもう一度表紙に戻ると、本当のエンディングがそこにあります。

(4歳くらいから)

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きむら ゆういち, 竹内 通雅 /ポプラ社

4 ライオンのよいいちにち

ライオンの父さんが、子どもたちと散歩に出かけた。草原を歩いていると、いろんな仲間と会います。イボイノシシの奥さん、ひょうの父さん、ゾウのおばあさん。会うたびに、みんなが「うらやましい」とか「よくやるよ」とか「えらいわねえ」なんて声をかけてきます。ライオンの父さんは、そのたびにソツなく返事をしながら、内心、好きでやっているだけで余計なお世話だ・・・と思うのです。

子どもたちと散歩をし、昼寝をし、趣味の俳句を詠み、母さんライオンの狩りを眺め・・・そんなライオン父さんの悠々自適な1日。その中に、「イクメン」よりずーっと先の、家族の、世の中の、たどりつくべき姿があるような気がします。

ライオンのよいいちにち
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こちらでも紹介しています

(3歳くらいから)

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あべ 弘士 /佼成出版社

いかがでしたか?

数あるお父さんの絵本の中から、抜群の個性のあるお父さん、しかも、おもしろい絵本だけを集めました。

お父さんに読んでもらう?お父さんに読んであげる??

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