森のプレゼント

 

インガルス一家の物語は、100年以上前のアメリカを舞台に
開拓生活を送る家族の姿を描く、作者の自伝的小説です。

ウィスコンシン州の森で営まれるその生活は、
現代の日本人の私たちにとって
食べ物も、暮らす術も道具も、遊びも
何もかもまるで馴染みのないものばかりで、
想像をめいっぱい膨らませて読んだものです。

これは、シリーズ1冊目の「大きな森の小さな家」の中の
「クリスマス」というお話の、絵本版。

ローラが女の子から少女へ
数年に渡って一家の暮らしが描かれる中で
クリスマスの場面も何度も出てきますが、
このお話は、ローラが5歳。
最初に描かれる、森でのクリスマスの光景です。

木彫り細工の棚のプレゼント
そりでやってくるいとこたち
雪の中の「絵つくりごっこ」
プレゼントの数々

お母さんが1日台所にこもって作る
クリスマスのご馳走は、
ほとんどが見たことも聞いたこともないもので、
だからこそいっそう、美味しいものに思えたものです。

雪の上に糖蜜のシロップをたらして作る飴は、
どの絵本のどのクリスマスのごちそうよりも印象的で
あこがれの食べ物のひとつです。

 

子どもの頃に読んだこの光景を、
この季節になると、読み返したくなる方も
多いのではないでしょうか?

手元に置く、森の暮らし、森のクリスマス。

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【この本のこと】

「森のプレゼント」
ローラ・インガルス・ワイルダー 作
安野光雅 絵、訳 朝日出版社

【だれにおすすめ?】

挿絵つきの童話のような形で、
3、4年生から読めますが。

この本だけだと、
物語の前後、背景がわからないので、
小学生なら、福音館文庫で最初から読む方がいいです。

これは、昔この物語が大好きだったおとな向けだと思います。

 



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