わが家の長女は10歳。生まれたときからテレビなしで育っています。
そもそも、わたしたちは高い理想を持ってテレビなし育児をはじめたわけではありません。子どもが生まれたときに、テレビを持っていなかった・・・だけなんです。
けれど、今10年を振り返って「子育てにテレビいらなかったなあ」と思います。
テレビなく過ごしたわが家の10年間をまとめてみますので、もし、子育てとテレビについて迷っている方がいましたら、ぜひ参考にしてみてください。
↑10年過ごして感じた、メリットと小さなデメリットはこちらにまとめています
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わが家がテレビなし育児をはじめた理由
わが家のテレビなし生活、もう20年以上!
そもそも、わたしたち夫婦は、子どもにテレビはいらない!ためにならない!なんて、高い理想をかかげてテレビなし育児をはじめたわけではありません。
まだわたしたちが同棲中だった20代前半、アナログ放送から地デジへ移り変わるというテレビ界の大変換期があり、そのとき持っていたブラウン管テレビが見られなくなってしまったのです。買いかえる?どうする?と言っていうちに・・・はや20数年。
テレビを家に置かなかった理由があるとしたら、それは、暮らしや子育てへの影響ではなく、置く場所がなかった、ということでしょうか。あの大きくて存在感のある電化製品をすっきりと部屋にレイアウトできる気がしなかったのです。
黒くて大きい・・・それがテレビ
テレビなし子育て<赤ちゃん期>
朝から晩まで赤ちゃんのペースで、人生でいちばん規則正しかった日々。
テレビより、赤ちゃん見ているほうがおもしろい!
ただ赤ちゃんと過ごしていればいい、ものすごく幸せな時間。もし、今、赤ちゃんと一緒に過ごすのに時間を持てあまして困っているという人がいたら、むしろ、その何もしなくてもいい時間を満喫したほうがいいよ、と伝えたいです。そんな時間、もう、あと何十年もやってこないのです。
本当に、あのとき、テレビなどで無意に過ごさずに、ただまったりと過ごしておいてよかったです。
わたしは、授乳中にスマホを見ることはもちろんあったし、赤ちゃんが昼寝中は読書をしていました。時間があったら、パソコンで赤ちゃんの服やおでかけ先を探していると、夢がふくらんであっという間。
赤ちゃんも自分も心地よい音楽を探すのも、この時期をゆたかにしてくれておすすめです。
テレビなし子育て<未就園期>
もしかしたら、ここがいちばんテレビに頼りたくなる時期かも
動きが活発になって目が離せない、泣いたりぐずったりが始まると大変、なかなか寝てくれない・・・思うようにいかないことの多いこの時期。少しでいいから安らかな時間がほしい、家事をスムーズにすすめたい、そんなお母さんを助けてくれるのが、テレビなのかもしれません。
テレビがないわが家は、子どもが1歳過ぎから地域の親子サークルにはいって、週に2回あちこちの山を歩いていました。おかげで、子どもたちは体力と根性と折れない心には自信あり。
それ以外の日も、公園で遊んだり友だちの家に行ったり、誰かと過ごすことが多かったです。この時過ごした人たちは、私にとっても子どもたちにとっても、今も大切な友だちです。
午前中に外に出て、帰ってきて軽く昼寝、ひと遊びしてごはんとお風呂・・・そして早寝。テレビがないからこその工夫がわが家の育児の形を作り、それから続く子育てを楽にしてくれました。
テレビなし子育て<幼稚園期>
この時期は、毎日にぎやかで、テレビ見るひまなし!
朝、行ってきまーすと家を出てから、幼稚園で遊んで、その後も園庭や公園で遊んで・・・母子で夕方にくたくたになって帰宅して、バタバタとお風呂にはいって、ごはん作っている間に家でしかできない遊びをして、ごはんを食べて、絵本を読んでバタンキュー。
すべてのエネルギーを遊ぶことに捧げて、とにかく、遊んで遊んで遊びつくした日々でした。
家が多少散らかっていてもしかたない、ごはんがかんたんなものでもしかたない、この時期にやるべきことは遊ぶこと。
体力的にも時間的にも、いちばん遊べる時期に思う存分に遊んだ子どもたち。今もなつかしく振り返る黄金期です。
映画館にもよく行ったなー
そして、この頃、子ども向けのアニメ映画以外でも観られそうなものがあれば、ほぼすべて映画館に観に行っていました。
テレビなし子育て<小学生期>
小学生になった子どもたち。これまでテレビのない生活をしてきたので、テレビを見たいという気持ちにもならないようでしたが、自分の小学生時代を思い出すと好きなアニメは思い出に残っているので、そういうのがないのもなあ・・・と思い、流行りのアニメなどは配信で見せています。
おとなになったとき、同世代と鬼滅の話で盛り上がってほしいじゃない!
今の子たちは、母の時代と違って、みんなが同じ日に同じ番組を見るという習慣もなく、それぞれ好きな番組を見ていますよね。わが家は、アニメの他にも、お笑いのネタ番組や歌番組をよく見ています。
u-nextでは、NHKオンデマンドとも連携しているので、朝ドラや大河ドラマも見られます。
そのほか、アマプラ、ティーバなどを活用してパソコンで視聴しています。父母の自分時間にも必須。
長女が4年生になったので、そろそろ、連ドラもデビューさせたいな!
テレビなし育児、百利あって一害なし
あらためて10年を振り返って、テレビがなくて不自由だったことは、何もなし!
なくてよかったと思うことはあっても、あったらよかったな、と思う大きな局面はありませんでした。
本、ラジオ、映画、音楽、外遊び、家遊び、友だち、家族。これだけあればテレビがなくても1日は盛り沢山でにぎやかだし、それらは一時的な時間つぶしではなく、これからの人生を彩り続けてくれるはず。
生まれた時から、それらに向き合い、付き合いを深めたられたのは、得難いことです。
もし、今、テレビなし育児してみたいけどできるかな・・・と迷っている人がいましたら、まずは、コンセントを抜いてクローゼットにしまってみませんか? きっと、今テレビに頼っていることも、なければないで、どうにかなりますよ♪
便利な世の中だから、何か見たかったら、テレビの代わりはいくらでもあるし!
おためしあれー!
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↑実際に10年過ごして感じたメリットと、少しのデメリットはこちらから♪
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