【クリスマスの絵本】口ずさみたくなる♪ クリスマス・ソングブック 8冊

クリスマスが近づくと、街のあちこちから流れてくる、クリスマスソング。口ずさめば、クリスマス気分も一気に盛り上がります。

歌ってもよし、眺めてもよし、飾ってもよし。クリスマスを楽しむために、ソングブックはかかせません。

1 赤と緑の愛らしい表紙「クリスマス・ソングブック」

1冊は赤、1冊は緑。あざやかなホーリー・カラーのクリスマスソングブック。クリスマスに歌いたくなる曲はみんな、日本語と英語の歌詞と、楽譜つきで載っています。

みんなと元気に歌うのもよしひとりで、こころの中で口ずさむのもよし。

この、愛らしい、素朴で正統でピュアな佇まいに、並べて飾るだけで、よろこびがわいてきます。

楽譜が大きいので、ピアノなどの演奏でも使いやすいです。

収録曲(1)・・・もろびとこぞりて / もみの木 / まきびとひつじを / あらののはてに / ああベツレヘムよ / 天にはさかえ / 神のみこは / サンタクロースがやってくる / サンタがまちにやってくる / ウィンター・ワンダーランド / おめでとうクリスマス / あわてんぼうのサンタクロース / ひいらぎかざろう / ジングルベル / いざうたえ / きよしこのよる

収録曲(2)・・・赤はなのトナカイ / リトル・ドラマー・ボーイ / オー・ホーリー・ナイト / 馬ぶねのなかでしずかに / 天なる神には / パタパン / われらは来たりぬ(三人の王様)/ キャロリングの歌 / 世のひとわするな / 世界につげよ / み使いうたいて(グリーンスリーブス)/ ウェンツェル王様は / そりすべり / よろこびの歌 / ほたるの光 / ホワイト・クリスマス

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著者: 児島なおみ  出版社: 偕成社
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著者: 児島なおみ  出版社: 偕成社

2 美しい刺繍で描かれる「サイレントナイト」

12曲のクリスマスソングに添えられるのは、布と刺繍で描かれた12のクリスマスの情景。

自由で細やかなステッチ、華やかな金糸、彩るビーズやスパンコール、味わいのある布・・・隅々までじっと見入り、いくら見ても見ても、見飽きません。それに、その糸と布で紡ぎ出された絵の楽しさといったら。枠飾りも構図もステッチも一枚一枚ユニークで、歌に合わせて、穏やかに厳かに煌びやかに華やかに楽しげに表情を変え、でもどれも愛らしいのです。

ピアノ譜と、日本語と英語の歌詞も載っているので、実用にも首尾よしです。

収録曲・・・きよしこのよる / もみの木 / あめにはさかえ / ディンドン、かねがなる / かみの御子のイエスさま / あらののはてに / ああ、ベツレヘムよ / もろびとこぞりて / ダビデの村の / まきびとひつじを / 三そうのふねがみえた

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著者: ベリンダ・ドーンズ レーベル 児童図書館・絵本の部屋 出版社: 評論社

3 楽譜がたのしい「クリスマスのうたの絵本」

こちら、作者はH.A.レイ。そう、おさるのジョージの作者です。

10曲のクリスマス・キャロルが楽譜付きで載っています。左のページには、歌詞とピアノの伴奏ができる三段譜。そして右の絵が・・・楽譜が一枚の絵となっていて、とびきりかわいいのです。

「もみの木」ではツリーのライトが、「わたしは見ていた」では海に浮かぶ帆船が、「ああベツレヘムよ」では丘に建つ小さな家々が、「きよしこの夜」では幼子の上に輝く星々が、音符になり楽譜に並びます。

あまりなじみのない曲もありますが、巻末に歌の解説があり、長く祝われてきたクリスマスの文化や背景に触れることもでき、理解が深まります。

収録曲・・・もみの木 / ウェンツェル王様は / わたしは見ていた(三艘の船) / ひいらぎかざろう / いそぎ来れ、主にある民 / まきびと ひつじを / われらはきたりぬ(三人の博士) / ああ ベツレヘムよ / 聞け、天使の歌 / きよし この夜

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著者/編集: ハンス・アウグスト・レイ  出版社: あすなろ書房

4 飾っておきたいしかけ絵本「ディンドン!かねがなる」

ページを開くと、大きなツリーが立ち上がり、雪の中に大きな星が瞬き、天使たちが舞い、モスクの鐘がなるー立体的なしかけ絵本です。

厳かなのに、晴れやかで愛らしい絵で切り取られたクリスマスの一場面。心をこめて描かれたことのわかる、天使の衣装や表情、教会のたたずまい、現れる大きな星。どのページも、開いて飾っておきたくなります。

収録曲・・・もみの木 / きよしこのよる / きけ、てんしのうた / われらはきたりぬ / ディンドン、かねがなる

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著者: フランチェスカ・クレスピ  出版社:評論社

5 絵本になった定番ソング「クリスマスの12にち」

クリスマスの12日、というのは、イエス様の生まれた12月25日から、三人の博士が贈り物を持ってやってきた1月6日(公現祭)までのこと。ヨーロッパなどでは、この12日間をクリスマス期間としてお祝いしてきたそうです。

その12日間の贈りものを積み上げ歌にしたのが、この「クリスマスの12にち」。

1.
On the first day of Christmas my true love sent to me
a Partridge in a Pear Tree.
2.
On the second day of Christmas my true love sent to me
Two Turtle Doves
and a Partridge in a Pear Tree.
3.
On the third day of Christmas my true love sent to me
Three French Hens,
Two Turtle Doves
and a Partridge in a Pear Tree.

クリスマスのはじめの日の梨の木にとまったヤマウズラから始まり、2日目は2羽のキジバトと梨の木のヤマウズラ、3日目は3羽のフランスの雌鳥と2羽のキジバトと梨の木のヤマウズラ・・・12日目の12人のゆかいな紳士(太鼓たたき)まで、どんどん贈りものが積み上がります。

絵をヒントに、最後まで間違えずに歌えるかな?

教室などでの読み聞かせにも盛り上がる♪ 楽譜と英語の歌詞、CDもついています。

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著者: エミリー・ボーラム, 鷲津名都江  レーベル:世界傑作絵本シリーズ  出版社: 福音館書店

6 クリスマスソングといえば・・・「ジングルベル」

クリスマスが近づくと、小さな子も口ずさむ、ジングルベル♪ じつはこれはそり遊びの歌。サンタさんもクリスマスもでてこないのですが、鈴の音と合わせて流れてくるとやっぱり気分はクリスマス。この時期には欠かせません。

「ゆきをけり のやまこえて」で始まるこの絵本は、ジングルベルの歌詞を織り交ぜ、歌の世界をかわいいクリスマスの物語にふくらませます。

「うたごえもたからかに」そりを走らせるくまの親子。友だちの動物たちもどんどん乗りこみ、ぎゅうぎゅうのそりは、賑やかな歌声をのせてすべっていきます。と、そこに出てくるのは、サンタクロース! トナカイが風邪をひいてしまい困っていたサンタさんもそりに乗り、「さあさ いこうよ そりのあそび!」みんなでプレゼントを配りに行くことになりました。すっかり配り終わったら、サンタさんのうちでクリスマスのお祝い。たのしい1日を過ごした動物たちが帰り道に歌った歌は、わかりますよね・・・?

1964年に刊行された、古き良きゴールデンブックスの1冊。 絵本の最初から、読者も歌っておしまい、の流れまで、クリスマスの楽しくあたたかく幸せな気持ちがずーっと満ちています。(3歳くらいから)

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著者: キャサリン・N・デイリー, J.P.ミラー  出版社: PHP研究所

こちらは、音出るジングルベルの絵本。各ページにある音符がボタンになっていて、そこに触れると、ジングルベルが流れます。

最初は雪の野原でアルパカ(?)が鉄琴を。続きはスキー場でシロクマがバンジョーを。サックス、チェロとバトンが渡り、最後はみんなでツリーの下で大合奏。

でてくる楽器が少し変わっていて、音色がきれい。曲が流れると、やっぱりウキウキしますよね♪

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著者:ニコラ・スレーター  出版社: BL出版

8 聴いて、歌って♪音の出るクリスマスソングブック

クリスマスシーズンになると、あちこちで耳にするクリスマスソングを歌いたい子どもたち。絵本を見ながらいっしょに歌うのはとてもたのしいのですが、リクエストのたびに応えることもできず・・・

そこで、子どもたちが小さかった頃、我が家では音の出るクリスマスソングブックも活躍していました。主に車に置いていたのですが、CDと違い、聞きたい曲のボタンを押せばいいので子どもたちで操作ができて、覚えるまで何度も繰り返すこともできます。永岡書店の「クリスマスうたのえほん」にはちょっと渋いクリスマスソングや冬の歌も入っていて、電池を変えたり買い替えたりしながら、ずいぶんお世話になったのですが、今は販売していないようです。

今も、何種類かの音の出るクリスマスソングブックがあるようなので、収録されている曲などを比べて選んでみるといいかも。使い方次第で重宝すると思います♪

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著者:サム タプリン, レイチェル スタップス  出版社: 東京書籍

・      ・      ・

そして、ソングブックと並んで、わが家のクリスマスを音楽で盛り上げてくれるのは、メロディカード。

もう何年も活躍してくれているこのカード。一度音がならなくなり、探して買い直したほど、気に入っています。

木製風のカードに20曲ものクリスマスソングが内蔵していて、ボタンを押すとライトが光りながらメロディーが流れるのですが、この音がなかなか心地よく、テーブルの上や窓辺に置いていて、ふとした時にボタンを押してしまいます。

このカードは廃盤みたいですが、ほかにも、かわいいのが販売されています。

・ ・ ・

いかがでしたか?

クリスマスを彩るのに欠かせない、クリスマスソング。

歌ったり、演奏したり、聞いたり・・・歌詞をなぞることでも、クリスマスの心が深まるし、飾っておいても美しい。いろいろな楽しみ方をしてくださいね。

クリスマスの絵本、他にもたくさん紹介しています。カテゴリーの「クリスマスの本」か、下のリンクからもご覧いただけます。

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