メリークリスマス☆
ー あかちゃんのがらがらをぶんかいして、
どうして音がでるのか、
なかのしくみをしらべてみることはできます。
けれども、
目にみえない世界をおおいかくしているまくは、
どんな力のつよい人にも、
いいえ、世界じゅうの力もちがよってたかっても、
ひきさくことはできません。
ただ、信頼と想像力と詩と愛とロマンスだけが、
そのカーテンをいっときひきのけて、まくのむこうの、
たとえようもなくうつくしく、
かがやかしいものを、みせてくれるのです。
「サンタクロースっているんでしょうか?」より
・ ・ ・
「サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」
8歳の少女のそんな手紙に、きちんと答えてくれた人がいました。
今から100年以上前の、アメリカのある新聞の社説です。
その社説を訳し、絵本にしたこの本は、
今では日本でもクリスマスの定番になっています。
それぞれの見た、幕の向こう。
大切に心にしまって、続きは、また来年。
・ ・ ・
【この本のこと】
「サンタクロースっているんでしょうか?」
中村妙子 訳 東逸子 絵 偕成社
【だれにおすすめ?】
3、4年生くらいから
サンタクロースって本当にいるのかな?
と思いはじめた子、
サンタクロースの時がすぎた子に
ぜひ、手渡したい本です。
サンタクロースが本当は誰かなんて
たいした問題ではないと、
大きくなったからって
サンタクロースや妖精がいなくなるわけではないと。
すぐには理解できなくても、
伝えたい大切なことが、書かれています。
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