感想文を書くことには賛否両論あります。でも、好きなものについて考えることや、話すことや、書くことや、紹介することは、けっこうたのしいことのはず。
それに、 感想文や作文を書くことは、これからいろんな場面で大切になるアウトプットの能力をつける、いい機会だと思うのです。
そのための、練習、練習♪
評価は求めず、たのしく書こう♪
自分の体験と、子どもたちに付き合っている経験から、気楽に楽しく書くコツを考えてみました。賞をとりとたい子には参考になりません(^^;
【まず、とりあえず】
1 好きな本について書く
まずは、誰かに教えたいくらいおもしろい本、誰かと話たくなるような好きな本を見つけましょう。これがないと、書けません。
2 上手に書こうとしない
評価されるために書くわけではない、ということだけは、確かです。ただ、自分なりの目的をはっきりさせた方が書きやすいです。例えば、誰かに面白さを伝える、とか、自分のための記録とか。
3 家族で共読
家族で同じ本を読み、その本についておしゃべりしてみましょう。話したり聞いたりすることで、自分の思いに気がついたり、考えもまとまっていきます。特に、低学年では、必要です。
【何度か書いて、余裕があれば、気にしてみるといいこと】
1 その本を読んだことのない人に「へー、読んでみたい」と思ってもらうことを目指す。
2 あらすじは、短めに。最初の設定をまとめるだけでもいいくらい。
3 そのかわり、好きだった場面や感想に具体的なエピソードを盛り込む。
4 書き始める前に、感じたことを箇条書きで書き出す。
5 その本のどこを(何を)押すか、テーマをしぼる。
6 書き出しをかっこよく。
・ ・ ・
わたしは、子どもの頃から本を読むのが好きだったのですけれど、読書感想文は大嫌いで、高学年の頃にはあとがきを書き写していたクチでした。
感想文、って、漠然としていて、なんのために書いているのか、何を書けばいいのか、よくわかりませんでした。
ただ、好きな本を紹介して?って言われたら、また違かったのではないかな、と思います。文章の長さとか、評価とか、関係なく。今の学校では、そういう時間ももたれていて、いいな、と思います。
今は、おもしろいな、と思った本について、どうして私はこの本が好きなのかな?どういうところが他と違うのかな?その背景には何があるのかな?など考えて、それをまとめて文章にすることが好きです。ここまで来るのに、20年以上かかったな・・・
将来は作家になりたい、けどめんどくさいこと大嫌いな3年生の娘には、この本を買ってあげました。それ以来、自分なりにコツをつかんだ(と思っている)みたいで、文章を書くのがたのしくなっています。同じようなことが書いてあるのですけれど・・・母の言葉やアドバイスより、ずっと効果があります。
このシリーズ、人気がありますね。