街できこえるクリスマスソングにあわせて
歌を口ずさめば、
気分はいっそう盛り上がる。
我が家のクリスマスは、まず、歌からやってきます。
1冊は赤、1冊は緑
あざやかなホーリー・カラーの
クリスマスソングブック。
クリスマスに歌いたくなる曲はみんな、
日本語と英語の歌詞と、楽譜つきで載っています。
みんなと元気に歌うのもよし
ひとりで、こころの中で口ずさむのもよし
この、愛らしい、素朴で正統でピュアな佇まいに、
並べて飾るだけで、よろこびがわいてきます。
・ ・ ・
♪ Come they told me
pa rum pum pum pum
A new born King to see,
pa rum pum pum pum
Our finest gifts we bring
pa rum pum pum pum
To lay before the King
pa rum pum pum pum
rum pum pum pum
rum pum pum pum
「クリスマスソングブック2」より
私がいちばん好きなのは
リトル・ドラマー・ボーイ
イエスさまに、精一杯の贈りものを捧げた、帰り道。
晴れ晴れしさでいっぱいの、
その、やせた、ちいさな後ろ姿。
ポケットに手をいれて
なぜか毎度「pum」をあまらせながら、小さく口ずさめば、
行き交う人の中で、ひとり、こっそり、勇ましく。
・ ・ ・
子どもたちも、もうよく知ったもの。
字も読めないのに本を開き、
そこにある歌を歌い、
ときどき、忘れて、聞きにきます。
我が家のクリスマスには、なくてはならない絵本です。
・ ・ ・
【この本のこと】
「クリスマスソングブック 1,2」
児島なおみ 偕成社
【だれにおすすめ?】
小さな子から、おとな、お年寄りまで。
歌ってもよし
眺めてもよし
飾ってもよし
楽譜と、英語と日本語の歌詞が書かれていて、
歌詞を丁寧になぞると
人々のクリスマスへの想いが映り、
理解も深まります。
たのしく、美しく、そして厳かに。
クリスマスをより楽しむために
長く大切に親しんでいきたい絵本です。