【12月7日】見つけてみよう、クリスマス・クラッカー

きかんぼの ちいちゃいいもうとは、クリスマスがちかづいてくるととてもよろこびました。

なぜかというと、いもうとは、プラムのプディングや しちめんちょうや、「ぱん!」とはじけるクラッカーや、ひいらぎや、きれいにかざりつけたおみせや クリスマスのいきいきしたようすが だいすきだったからです。

「きかんぼのちいちゃないもうと」より

ツリーには、飾り玉もさげなくてはなりません。ルビーの赤、エメラルドの緑、金色など、宝石の色にかがやく飾り玉です。そこで飾り玉をいくつかと、小さな銀色のクラッカー1箱と、銀色の星をひとつ買いました。

「クリスマス人形のねがい」より

クリスマスの絵本や物語を読んでいると、ときどき出てくる「クラッカー」。

そして、これまたときどき目にする、大きいキャンディーのような形の包み。あるときはツリーにさがり、あるときはプレゼントとして靴下にはいり、あるときはパーティーのテーブルに並んでいる、あれ。

それがこれ、というのことがわかったのは、17年前に「名作に描かれたクリスマス」という本が出版された時で、この本にはいろいろ学びましたけれど、特にこの発見には興奮しました。

あの、ゴッテンの「人形の家」のことりさんの”クラッカーにはいっていたおもちゃ”というのが、このことだったとは!!

当時、東京で絵本屋をひらいていたのですが、すぐにインターネットで探して、海外からたくさん取り寄せました。

食事がおわったら、クラッカーをならしましょう。

クラッカーの中には、紙のぼうしやなぞなぞ、ためになる言葉、それから小さなおもちゃがはいっています。

なにがでるかはお楽しみ。さあ、りょうはしをひっぱりますよ・・・パンッ!

「クリスマスってなあに?」より

筒の両側を思いっきりひっぱると、「パン!」となって、小さなものが出てきます。

中に入っているのは、だいたい、ほんとうにささやかなもの(小さなプラスチックのおもちゃとか、チャームとか)。それに、紙の王冠と、だいたいはいっているのは、ジョークの書かれた紙・・・笑

それぞれに別々の小さな笛と楽譜がはいっていて、みんなで合わせて吹くとクリスマスソングになる、というのもあって、あれは、楽しかったな♪

今は、ちょっと高価ですが、もっと手軽に手に入るみたいですね。(スナップなし、ぱん!となる火薬のはいっていないものが多いのかな)

トイレットペーパーの芯を使って、手作りする方法も、調べると出てきます。

12月1日に紹介した「ウィンストンとクリスマスのおとしもの」にも、作り方が書かれています。

今年のクリスマスは、クリスマス・クラッカーを子どもと一緒に絵本の中で探して、おうちのパーティでも楽しむ・・・なんていかがでしょう?

紹介した本

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発売日:2005年11月  著者,訳:ドロシー・エドワーズ, 渡辺茂男  レーベル:世界傑作童話シリーズ  出版社 : 福音館書店   ページ数 :144p

この中の1話がクリスマスの話で、タイトルは「サンタ・クロースなんて だいきらい」。きかんぼのちいちゃないもうと、サンタクロースのことを”いやなじいさん”って呼んでいるんですよ・・・!

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発売日:2001年11月  著者:ルーマー・ゴッデン, バーバラ・クーニー   出版社: 岩波書店   ページ数:40p

子どものいないジョーンズさんの奥さんが、不思議な予感に導かれて久しぶりに用意したクリスマスツリー。これが、のちに、孤児のアイビーを迎えるきっかけになります。

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発売日 :2012年11月  著者:ジョーン・G.ロビンソン, こみや ゆう  出版社 :岩波書店  ページ数 : 48p

この愛らしい表紙を開くと、大切なことから楽しいことまで、クリスマスのことが何もかも!書かれています。家族でクリスマスを過ごすのに、子どもと一緒にぜひ読みたい絵本。

写真は、「さむがりやのサンタ」のテーブルの上、「グレイラビット」の靴下の中、「こねこのみつけたクリスマス」のプレゼントの山の中、いろんなツリーの飾りなど・・・他にもあちこちで見つかるので、探してみてくださいね♪

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