「そうじゃなくて、クリスマスの ごちそうのことだよ。ミンスパイは つくれるのかい?」ねこは、しょくりょうおきばの ドアを あけて、ミンスミートの はいった つぼのなかに、まえあしを いれました。
「さあ、パイの かわにする こなと ラードが あるし、なかに いれる ミンスミートも あるよ。どう、みんなで やってみるかい?それとも あたしが つくろうかね?」
「クリスマスのちいさなおくりもの」より
クリスマス・イブの夜。お母さんが病気のその家では、お父さんと男の子がふたり。なんのクリスマスのしたくもできないまま、寝ていました。
心配したその家に住むねずみとねこは、今夜ばかりは協力して、なんとかしようと思い立ちます。ねこの指示のもと、子どもたちの靴下を暖炉にさげ、クリスマスのごちそうを作り、蜘蛛の糸と切り紙で飾りつけをして、森からとってきた小さなもみの木まで飾りました。
そして、ついにしたくが整った頃、サンタクロースがやってきて・・・
小さなものたちにもあたたかな光のあたる、クリスマスの慈愛とユーモアに満ちた物語。
そして、おいしそうなクリスマスのお菓子のにおいが漂ってくる、物語でもあるのです。
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今年は、12月のはじめに子どもたちとこの絵本を読んでから、おいしそう!ミンスパイ食べてみたい!と盛り上がりました。だって、ミンスパイ、この絵本だけでなく、イギリスの物語のクリスマスの描写などで、よく見かけるんです。長女の好きなハリーポッターにも出てくるし。
探してみたら、こちらのお店でお取り寄せができたので・・・
ジャーン♪
冷凍で届いたですが、オーブンであたためている時から、クリスマス100パーセントの香り!
親子で気分が盛り上がりまくります。
そして、「スパイスたくさんだし、子どもたち、食べられるのか・・?」とちょっと心配していた母をよそに、ひと口食べて「おいしい!」って♪ ほんとうに、おいしい。クリスマスの味。ワインにも合う。
あらためて調べてみると、ミンスパイは、イギリスのクリスマスに欠かせない伝統のお菓子で、イブの夜にはサンタさんのためにも用意するとか。
そう思って探してみたら、くまさんも、食べているじゃないですか!
しかも、ちゃーんと、サンタさんにも用意しています。
今度から、「クリスマスのちいさなおくりもの」を読んだら、香りもよみがえってくるだろうな。来年も取り寄せようね、と子どもたちに約束。レシピもたくさん出ているから、自分で作れればいいんだけどな・・・
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じつは、この際だからと、食べてみたかったクリスマスの「あれ」と「あれ」も、今年はお取り寄せしたんです。その話は、また、明日!
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