わたしは、車の運転が大好き。
なので、我が家のお出かけは、ほとんどわたしが運転手で、夫が助手席(で、ぐっすり)です。
長距離移動、初めての道、集中してハンドルを握る時間はストレス発散!なのですが。ときどき、後ろから、聞こえてくるのです、恐怖の言葉・・・
「ねえ、まだつかないの?」
1度これがはじまったら、もう、とまりません。目的地に着くか、わたしがイライラして怒り出すまで。
「まだ?」
「あと何分?」
思えば、わたしも、子どもの頃、これで、父をイラつかせたなあ・・・
海にドライブに連れて行ってもらえることになった兄弟は、朝から大はしゃぎ。
張り切って出発!となったのはいいのですが、車の座席の取り合いから始まり、押した押さない、どっちが先、どっちが悪い、アイス食べたい、しかもアイス落っことす、あーでもないこーでもない・・・
ついに、パパは、運転するのをやめてしまいます。
もう お前たちには あきあきしたよ。これいじょうは いかない! おとうさんは、ここで ひとねむりさ。
本文より
ああ、心の底から、気持ちがわかる・・・
漫画風のコマ割りから、あふれんばかりの元気すぎる兄弟たちのセリフに、読んでるわたしも耳をふさぎたくなるもの・・・
娘たちは、よーく見知った光景に、大うけです。
でもね、親になってわかったのは、こんなふうに、家族でたっぷりと過ごして遊ぶのは、かけがえがないってこと。
自分たちがどんなに疲れても、子どもたちが楽しんでる姿をみられれば、満足できるっていうこと。
こてっと眠ってしまえば、とってもいい子ですしね♪
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さあ、帰省シーズンのはじまり。
全国のお父さんお母さん、がんばりましょう♪
【この絵本のこと】
「ねえ、まだつかないの?」
ジェイムズ・スティーブンソン 作
やざきせつお 訳
リブリオ出版
【どんな人におすすめ?】
読んであげるなら、5歳くらいから。セリフが多くて読むの大変ですが、ピーチクパーチク感を出して読むと楽しい♪
子どものこころ、親のこころ、どっちもよーく描かれていて、お互い笑っちゃいます。夏の、たっぷりと過ごした1日の、日の移り変わりも心地よいです。いいね、夏休み。
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