5年生になり、さすがに少し忙しくなって、(ほぼ遊びです。やりたい遊びがふえただけ)読書の時間がへってきた長女のはれちゃん。
ですが、いつでも3冊本を持ち歩くのは、変わりません。
そして、その3冊のうちの1冊は、4月からずっと、ほぼこの本。
さくらももこ好きの母のすすめで、4年生の時から読み始めた、ちびまる子ちゃん→コジコジ→エッセイ。気に入っていたので、10歳の誕生日にプレゼントした本。
「遠まわりしている気がします」「友情って、永遠ですか?」「ついつい考えこんでしまいます」「道を切り開くには?」などの質問に、漫画の中のコジコジのセリフで答えていく、内容のあるようなないような本です。
コジコジは、言わずと知れたメルヘンの国の住人。特によいことや役に立つことをすることもなく、物事に意味を求めることなく、ただただ気ままに呑気に過ごしています。 たぶん馬鹿なのだと思うのだけど、10周まわって、逆にこっちが馬鹿でコジコジが天才なんじゃないかと思えてくる、謎の生命体。見た目は可愛く無垢なかんじなのだけど、無垢すぎて、常識や体面や既存の基準の価値を無にしてしまうので、まわりの人(?)は混乱します。
どこか達観したところのある、はれちゃん。
何にもこだわらない、はれちゃん。
自分のことが大好きな、はれちゃん。
「いいじゃん別に、楽しければさ」とか、すぐに言うはれちゃん。
いいことも悪いこともすぐに忘れる、はれちゃん。
もしや、コジコジにシンパシーを感じているのか・・・目指すところがコジコジにあるのか・・・
「なんでそのコジコジの本、いつも持ち歩いているの?おもしろいの?ためになるの?」と聞く母に、はれちゃん曰く「別に。どこからでも読めるし、ちょっとの時間でも読めるから」と答える、はれちゃん。
いいのかな、5年生の女子が、コジコジ化して・・・
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