こたつ大好き。
実家では、わたしが中学生くらいのときには「みんながだらだらするから」という理由で居間のこたつが廃止されたけれど、子どものころからあった、古い小さいこたつを自室に死守。風呂なしアパートでのひとり暮らしではそのレトロなこたつをお供に、今の夫と暮らし始めた時には大きなこたつを買って、こたつと共にその時々の冬を過ごしてきました。
今の家のリビングの大きなテーブルは畳んで片付けられないのですが、こたつがあきらめきれず、小さなこたつをそのテーブルの横に置いて、冬の間、みんなそのリビングの隅の小さなこたつで過ごしています。
こたつまわりの大晦日の家族の光景を描いた絵本「こたつ」。このこたつが、今の我が家とほとんど同じサイズです。
4人でごはんを食べるときには、置ききらなくて、一部が床置きになるのも同じ。ごはんも勉強もひと休みも読書も遊びもちょっとした料理の下ごしらえも、何もかもこたつでやるのも同じ。何をしててもつい横になっちゃうのも同じ。そのままうとうとしちゃうのも同じ。
こたつを見ると、みんなもれなく、いいなーって言います。
でも、みんなもれなく、絶対だらだらしちゃうから怖くて置けなーいとも、言うのです。
怖くないよ、だらだらしようよ!と、そんなみんなの背中を押したい。子どもがだらだらしていたって、別にイライラしないよ、だって、自分もだらだらしているから。こたつがあれば、だらだらしちゃっても、こたつがあるからしょうがない、と思えるよ。
こたつがあると、こたつのまわりしか散らからないから、片付けもらくだよ。
たくさんの時間を、家族で顔を合わせて過ごせるよ。
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