【空き箱工作】思いのままに、いろんなおひなさま

娘たちの通う幼稚園の、主な遊び道具は、泥と箱。

それぞれの部屋には、空き箱を入れる大きな木箱があり、そこから使いたいものを自由に見つけて工作をします。

空き箱の他にあるのは、新聞紙や、裏紙、端切れ、毛糸・・・ハサミとのりはあるけれど、テープはありません。

ちょっとしたものから、大作まで、日々、たくさんの作品が生まれます。保護者たちは家ででた空き箱をせっせと幼稚園に運び、そして子どもたちはその箱で何かを作って、また家に持ち帰る毎日。

ある年の3月。

お迎えに行くと、部屋のテーブルの上に、たくさんのおひなさま。

部屋に本物のおひなさまが飾ってるのですが、それを誰かが箱で作り始め、いいなと思ったみんなに伝染したようで・・・縦割り保育なので、3歳から6歳までのいろんな子の手によるおひなさまが並んでいます。

この幼稚園は、「〇〇を作りましょう」と提案されることはほとんどなく、子どもたちが作りたいものを作りたいときに作るので、このおひなさまも、どれも自然に生まれたもの。

とっても素敵だな、と思いました。

我が子のは、これ。

道具や材料を揃えて、長く飾れるようなクオリティの高いものを作るのもいいですが、こういう、その子自身から生まれた、勢いのある工作もまた、宝物です。

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