おすしがふくをかいにきた

ミニチュア写真家・見立て作家の田中達也さんの2冊目の絵本。

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発売日:2022年06月  著者:田中達也  レーベル:日本傑作絵本シリーズ  出版社: 福音館書店  ページ数:36p

1冊目は、身の回りでよくみるものを、バラして、く「見立て」ていく絵本。ああなるほど、あれがこうなって・・・意外なものが、意外な組み合わせによって、そう見えてくる不思議。細かなところまで楽しめます。

あるものを別なものとして活用するのは、あの借り暮らしのアリエッティもやっていた小人界の常識ですが、その人間版といったところでしょうか。

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発売日:2022年10月  著者: 田中 達也  レーベル :MOEのえほん  出版社:白泉社   ページ数:32p

そして、さらに絵本としておもしろくなったのが、この2作目。

お寿司に手足が生えて、サングラスをして歩いている・・・見立て的な勘のいい人なら、すぐにピンとくると思いますが、お寿司の服とは、そう寿司ネタ。

ハンガーにかかって陳列されている、マグロ、サーモン、エビにたまご。みんな思い思いに服を選ぶ姿がシュールで可笑しすぎ!思い切った服にしてみる?ひかりものは斬新かも、なんて、心の中でついいろいろ想像してしまう。

さらに、壁にかかっているアクセサリーはいくらに小ネギ。軍艦は売れないのかセールになっているなど、芸が細かいです。

アイスが帽子を買いにきた(ソフト系にする?アイス系?)。鉛筆が美容院にやってきた(削られる・笑)。箱の親子が着付けにきた(帯を巻かれてリボンをつけて)。シュウマイがサウナにやってきた(蒸される!)。ソーセージが車を買いにやってきた(パンの車でホットドック)。

どのお店も、細部までちゃんと見立てられていて、簡潔な言葉でキメる分、写真がおしゃべり。

子どもと読んだらどんなふうに反応するかな・・・?と思わずにはいられません。

MINIATURE CALENDAR
ミニチュア写真家・見立て作家 田中達也の公式サイト。日常の物を別の何かに見立てたミニチュアアートを毎日更新中

著者のSNSでも、日々、新しい見立てが発表されています。ああ、楽しそうだ・・・!

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