花火大会。
飲んだり食べたりしながら、わいわいにぎやかに、も好きだけれど、ここ数年、やっぱり、花火はただ観るのが一番だと思うようになりました。
花火大会の少し前になると、いつの間にか、この絵本が棚から出ています。
わたし以上に、季節の絵本に敏感な娘が、きっと、探し出しているのでしょう。
娘が、生まれて3ヶ月くらいの時に、夫が選んた赤ちゃん絵本なので、もう、4回目の、夏。
濃紺の夜空に、シューっとひと筋。
次のページで、
パンッ、ドーン、キラキラキラキラ・・・
と花ひらく。
ただ、その繰り返しの、単純な絵本なのですが
菊、牡丹、柳
大きいの、小さいの、ハートや星型
ひとつ、ふたつ、みっつ・・
そして最後は、乱れ打ち!
暗い夜空に鮮やかな花火上がる様子が、シンプルにたのしめます。
2歳の妹が喜ぶのはもちろんだけど、お姉ちゃんも、現役読者。
きれいだね〜、これが好き、あれも好きって、ちっとも飽きないんですよ。
あと5年でも10年でも読みたい、わが家の夏の風物詩の、ひとつです。
・ ・ ・
【この本のこと】
「はなびドーン」
カズコ・G・ストーン 作 童心社
【だれにおすすめ?】
赤ちゃん、幼児向けの絵本です。
くらい空に、鮮やかな色彩が散る様は、まだ花火がわからない赤ちゃんの目にも美しく映ると思います。
シンプルなので、夏の読み聞かせの中の1冊に入れても。
季節の絵本は、読める時期は短くても、巡ってくるたびに何度でもたのしめ、心に刻まれていきます。