あーぶくたった
にえたった
にえたかどうだか
たべてみよ♪
まあるくなって、お友だちの頭をもしゃもしゃして、歌って遊んだ記憶。
でも、そういえば、これ、一体、何を煮ていたんでしょう・・・
この絵本では、それは、小豆!
コトコト煮るお鍋のまわりで、おさじ片手に、まだかまだかと待つねずみの家族。
ほかほかあま〜い湯気が立ち上り、「もうにえた!」の一言が、とってもうれしい♪
おもちがまだまだいっぱいのこの季節に読むのに、ぴったりの絵本なのです。
小豆を煮るのは、とってもかんたん。こねずみのように、待っているだけ。
おうちで作れば、甘さも自由。コトコト煮ている傍でわらべうたで遊ぶなんて、ちょっとぜいたくな、冬のお楽しみになりますよ。
絵本では、ここで終わりですが、実際に遊んで、盛り上がるのは、ここから。
戸棚にしまって、お風呂に入って、お布団敷いて、寝ていると、とんとんとん・・・
もう、お鍋なんて、そっちのけで、みんなで笑って、きゃあきゃあ言って、走りまわって。
たのしかったなあ。
今の子どもたちも、やっているのかな。
教えてあげましょ。
【この本のこと】
「あぶくたった」
構成・絵 さいとうしのぶ ひさかたチャイルド
【だれにおすすめ?】
2、3歳から、楽しめます。
もう少し大きい子ならそこから遊びにも発展できるし、大勢での読み聞かせにも向いています。
「あっちゃんあがつく」でおなじみのさいとうしのぶさんの食べ物を囲む風景は、いつだって楽しげで、子どもに大人気です♪
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