だいぶ前、なぜか家になんとも言えない色の布があって、これどうしよう・・・と考えてひらめいたのが、おだんごぱん。
布を適当に切って、適当に縫って、黒い糸で顔を適当に書いて・・・ほら、その適当さがまさに、おだんごぱんになりました。
あれから15年近く。
このおだんごぱんたちは、とくに読み聞かせで使われることもなく、子どもたちに遊ばれるでもなく、一度も目立ったことも活躍することもないまま、でもまだ家にいます。
何度も引っ越したのに、いろいろ断捨離したのに。とくに大事にされてないのに。
あるときは階段に、あるときは本棚に、あるときはおもちゃ箱に・・・あれ、どこいったかな?と思ってちょっと見渡すと、すぐに見つかる場所にいつもなんとなくいて、決してなくならないのです。
ちょっとそのへんにおいて置いても、じゃまにならない存在感。
子どもたち、おとなになったころ、「ああ、そんなのあった気がする」って思い出すかなあ。
・・・・・・・・・