動物と暮すのは、たのしいです。
わたしは、子どものころ、犬と暮していて、
おとなになってからも、やっぱり犬と暮していました。
名前は、「チとキ」。
わたしと夫が、子どものころに読んだ童話に出てくる、
ふたごのいたずらネズミから、もらいました。
ぴったりのいい名前をつけるは、いつもむずかしいけれど、
いろんな人に、たくさん呼ばれていると、
知らないうちに、みるみる、いい名前になっていきます。
100ぴきの犬と、暮している、女の人の1日。
100枚のお皿。
ぶらしをかけるのも、遊ぶのも、おしゃべりも、100倍。
性格も、100通り、
くせも、100通り、
もちろん、名前も、100こです。
もわもわ、ジンジャー、ババロア、そっと、さっぱり、
ぺったん、なっとく、しらたま、だいふく、リボン、るんるん
レーズン、デザート、いやいや、ひゃくてん、ジュース
いつも、ちゅ、ぎゅ・・・にゃんこまで!
名前もいろいろなら、
もちろん、その名前主も個性豊か。
私たちの「チとキ」は、
病気で手術をして、車椅子で走り回っていたのだけど、
そんな、車椅子の子も、いるんですよ。
犬は、人間と同じで、名前を呼ばれるのが好き。
呼ばれると、しっぽが
つい、ふりふり動いてしまいます。
女の人が、毎日、毎日、愛情こめてみんなを呼ぶので、
100の名前は、どれもぴったり。
100通りの寝相も、本当に、かわいいくて
犬と、犬への愛があふれる絵本です。
すべての、犬の好きな人と、
犬との暮らしを、夢みる人に。
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【この本のこと】
「100ぴきのいぬ 100のなまえ」
チンルン・リー 作 きたやまようこ 訳
フレーベル館(品切)
【だれにおすすめ?】
読んであげるなら、3、4歳くらいから
100匹の犬の様子を眺めているだけでも楽しく、
犬の好きな子なら、
小学生でも、中学生でも、気にいると思います。
もちろん、おとなでも♪
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