主人公のミアの生まれ育った罪人の村は、昔の戦いでやぶれた者たちが住む村です。
そこでは、毎年、竜にに呼ばれた10歳の子どもひとりだけが、その村を出られるという決まりがあり、その年、ミアは竜に呼ばれ、王宮へと旅立ちます。
ミアの王宮での生活は、かんたんなものではありません。ミアには、さまざまな試練がやってきます。
1巻では、ミアの部屋の主、伝説の勇者アマダさまと妻星の音にかかった呪いを解き、ふたりを元の姿に戻すという試練が、2巻では、王宮でダイヤモンドから生まれた謎のモジャモジャの生物の正体を10日でつきとめろという試練が、やってきます。
お話を読みすすめていくうちに、ミアのお母さんのこと、王宮のこと、すべてがつながっていきます。そして、ミア自身もどんどん成長していきます。
ミアが王宮の人たちと話す場面はほっこりして、戦いの場面ではヒヤヒヤして、厚い本だけどどんどん読めます。
ミアが2話で助けた竜と二人でお話ししているシーンが、ミアが一番自分らしく描かれているので読んでいて楽しくなりました。また竜とミアが話しているシーンが出てくるといいなと思います。
これから3巻、4巻へ続いていくのでミアがどのような戦いに挑みどのように成長していくのか読むのが楽しみです。皆さんも竜が呼んだ娘ぜひ読んでみてください。
50年間の集大成! 米バチェルダー賞受賞作家・柏葉幸子が魂をこめたファンタジーシリーズの幕が開く! 『竜が呼んだ娘1 弓の魔女の呪い』が2024年1月25日発売
株式会社講談社のプレスリリース(2023年12月14日 10時00分)50年間の集大成! 米バチェルダー賞受賞作家・柏葉幸子が魂をこめたファンタジーシリーズの幕が開く! 『竜が呼んだ娘1 弓の魔女の呪い』が2024年1月25日発売