ぞうくんのさんぽ

夏休み。

プール、プール、海、お庭プール、海
と、由緒正しく過ごします。

かけたり、飛ばしたり、動かしたり、沈んだり、浮かべたり、自由自在の遊び道具。冷たくて、体の全部で感じることができて、キラキラきれいで、音も涼しい。

とりあえず水につけておけば、子どもたちは、ごきげんです。

満足して、疲れて、よく眠ってくれるのも、いいですね。

ー きょうは いいてんき。
  ぞうくんは ごきげん。

 「どれ どれ、さんぽに でかけよう」

ぞうくんがお散歩をしていると、かばくんに会います。

いっしょにお散歩しようとさそうと、「せなかにのせてくれるならいいよ。」だって。

そこで、ぞうくんが、かばくんを背中にのせて歩いていると、こんどは、わにくんに、ばったり。

わにくんと、かばくんを背中にのせた、ぞうくん。

池のほとりで、かめくんと会って、かめくんも背中に。

いくら、力もちのぞうくんでも、
これは、ちょっと・・・・

まっすぐ一本道、
ごきげんで、ごうかいな、ぞうくんたちの散歩。

うわーっ
どっぼーん

が、たのしくて、小さな子たちが何度も、何度も、たのしむ絵本です。

ぞうくんの口調や、みんなの言い草も、おたのしみ。

そして、この包容力!
おおらかさが、たまりません。

 

【この本のこと】

「ぞうくんのさんぽ」
なかのひろたか 作、絵

なかのまさたか レタリング
福音館書店

【だれにおすすめ?】

1歳半くらいの、小さな子から

お散歩のスタートからゴールまで、まっすぐ1本道で、オチもわかりやすいので、はじめてのストーリー絵本にもおすすめです。

 

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