家族みんなで、キャンプの絵本

ここ数年のキャンプブームに乗って始めた我が家のキャンプも4年目。のんびり気ままな家族のキャンプも、ワイワイにぎやかでラクチンな友だちキャンプも、どちらも好き。

海、川、森、山、いろんな自然の中で、朝から晩まで自由!やりたいことがなんでもできるキャンプは、それ自体が最高の遊び。おとなは、おいしいものを食べながら、おしゃべりしながら、のんびり飲めるのが至福です。

キャンプシーズン真っ只中。行く前からワクワク気分を盛り上げる、キャンプの絵本を4冊ご紹介します。

キャンプの絵本

失敗したり、学んだり「くんちゃんのもりのキャンプ」

いとこのアレックと、森にキャンプに出かけたくんちゃんは、はじめて両親から離れ、わくわくでいっぱい。いつもの好奇心で、出会う動物たちに、次々と声をかけていきます。

「くさや きぎれを はこんで、なにを しているの?」「どうやったら みずのうえに うかんでいられるの?」

やがて、キャンプにちょうどいい、湖のほとりにつき、動物たちに教わったとおりに、ためしてみる、くんちゃんですが・・・

はじめての経験には、失敗もつきもの。見守ってくれる、頼もしい先輩がいれば、へっちゃらです。それに、帰り道を、間違えずに、家についたのは、くんちゃんの、子どもらしい好奇心のおかげなんですよ。(4歳くらいから)

わたしも自分でできる!「はじめてのキャンプ」

5歳くらいの女の子、なほちゃんが、大きな子たちにまざって自分たちだけ(付き添いのおとなが、ひとり)でキャンプにいくお話しです。

おもい荷物も、薪あつめも、「やっぱり、ちっちゃい子は・・・」と言われないように、たくましく、がんばる、なほちゃん。

はじめてのキャンプにワクワクし、ころんでも泣かずにがまん、大きな子より立派な薪を見つけ、自分たちで作ったごはんを食べて。どんどん、自信がみなぎっていく様子や、はじめて外で過ごす夜の胸の高鳴り、ひょっこり顔をだす不安・・・・キャンプの醍醐味がぎっしり。

すべての道具をみんなで分担し、大きなリュックに詰めて、えっちらおっちら。キャンプ場ではない川原で、椅子は石、薪集めから始める炊事方法もワイルドだし、三角テントもなつかしい昔ながらのキャンプで、便利な現代のキャンプよりもいっそう、非日常と達成感が伝わります。

みじかい文章に、たっぷりの絵で、小さな子からたのしめる、幼年童話です(4歳くらいから)

ハプニングも楽しみのうち?!「ピヨピヨはじめてのキャンプ」

5ひきのやんちゃ兄弟に、マイペースでのんきなお父さんお母さんの、ほのぼのとしたひと騒動が人気のシリーズ。

キャンプにやってきた一家ですが、焚き木拾いを頼まれたピヨちゃんたちは、きのこに夢中になって、さっそく迷子。泣いているところを、河童の家族に助けられ・・・

山に住む河童家族のアウトドア術は、なかなか見事で、食料調達、調理、食器作りまでお手の物。他にも、キャンプで使える豆知識も散りばめられ、ゆるいだけでない、意外にやるなあの、キャンプ絵本です。(3歳くらいから)

自然の中で過ごすということ「星空キャンプ」

誰もいない森の中の湖のほとりで、1週間キャンプをしている家族。息をのむほどきれいな水にカヌーを浮かべマス釣り、ガンの家族とのひなたぼっこ、少し足を伸ばした散歩、ハンモックで昼寝、キイチゴを摘んでジャム作り、イトトンボの幼虫の孵化、やってきた他の家族の子との出会い、ようやく釣り上げたマス、夜に聞こえる音・・・

鳥や魚、いろんないきものが、同じ空気を吸って、今一緒だってことーゴツゴツした大地のベッドの上で、それを感じる。ただ過ごすだけで、わかっていく。

ゆったりと時間の流れる、何もない、ぜいたくなキャンプ。子どもに体験させてあげたい、憧れです。(4歳くらいから)

ロマンあふれる実用書「冒険図鑑」

副題は「野外で生活するために」。見返しには、ずらりと、持ちものリスト。「はじめに」の文章は、ー冒険とは何だろう?文字通りの意味でいうと、危険を冒すこと。辞書の言葉を借りると、成功の確かでないことをあえてすることだ。ーという言葉ではじまり、いやがおうでも、気分が高まります。

はじめてキャンプにいく、というシュチュエーションのもとに、歩く、食べる、寝る、作って遊ぶ、動植物との出会い、危険との対応など・・・約500項目について、アウトドアに必要な知恵がつまっています。

たとえば、「寝る」の章では、テントについて書かれる前に、野宿の方法が詳しく解説され、眠れないときはぼーっとする、なんていうことまで指南してあり、これはもう、アウトドアではなく、冒険の書。

384ページ。究極の実用書であり、心おどる壮大な読み物でもあり、ロマンたっぷり。なれたキャンプも、特別なものになりそうな1冊です。