【12月7日】ゆうびんやのくまさん

 

お山でとってきた蔓や木の実、
うちの野バラでリースを

赤と緑で編んだガーラント
羊毛やどんぐりのオーナメント

紙を折ったり切ったり、絵を描いて
壁や窓にぺたぺたと・・・

毎日、すこしずつ、クリスマスの飾りがふえていきます。

ー それから、くまさんは、てがみや はがきや
  こづつみを はいたつに でかけました。

  どこのいえでも、くまさんが いくと、
  とても よろこびます。

              「ゆうびんやのくまさん」より

クリスマス・イブの朝。

くまさんは、いつものように、お仕事にでかけます。

駅にこづつみを受け取りにいき
郵便局で手紙やこづつみにはんこをおし
やぶけかかった包みをきれいになおし、 配達に。

勤勉で丁寧な仕事をするくまさんは
贈り物を届ける先々で、あたたかく迎えられます。

働いて、夜ごはんを食べたら、
また明日に備えてベッドへとむかう、
健やかなリズムの一日。

丁寧な生活を丁寧な語り口で描く、
ページの隅から隅まで愛らしい絵本です。

くまさんが配達に行く先の家々は
どこもクリスマスのしたくの真っ最中。

窓辺のカード、きれいに飾られたツリー
床に落ちるやどりぎやリボン・・・

だれもが期待いっぱいで待ちわびる
わくわくとあたたかな空気が広がります。

もちろん、こじんまりと整った
くまさんのお部屋は、いくら眺めても
眺めたりないくらい素敵です。

ツリーもプレゼントも、暖炉の上の写真も!

・     ・     ・

【この本のこと】

「ゆうびんやのくまさん」
フィービとセルビ・ウォージントン 作
まさきるりこ 訳 福音館書店

【だれにおすすめ?】

読んであげるなら、3歳くらいから。

シリーズは他に、
牧場、石炭や、植木屋、パン屋があり、
ぬいぐるみのようなくまさんが
もくもくと働く姿が愛らしく、応援せずにはいられません。

小さな子も楽しめますが、
細かく描かれた風景やインテリアから
物語の外を想像するのも楽しく、
もう少し大きな子にもおすすめです。

私は、もう、30年以上眺めていますが、
まだ発見があるし、ちっともあきません♪

 



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