【12月5日】クリスマスを知る絵本、2冊

 

クリスマスのことを知ると、
もっともっとこの日が好きに

たのしみに、なります。

ークリスマス・シーズンには、アメリカでは、
 家を常緑樹でかざり、贈り物を交換します。
 イエスが生まれるまえの時代の人たちとおなじように、
 ごちそうを食べて楽しくさわぎます。

 けれども、クリスマスと呼ばれる
 キリスト教徒の冬の祭りの中心は、クリスマス物語です。
 それは、ずっとむかし、はるか遠くの町の馬小屋で生まれた
 幼い男の子の話です。

              「クリスマス」より

朱色がかった赤い表紙に、ノスタルジックなイラストが
いかにも古き良き時代の子どもの本らしい、この1冊。

クリスマスのはじまりから、
カードやプレゼント、料理、賛美歌、サンタクロース・・・
クリスマスのすべてがつまっています。

クリスマスのすべてを、
子どもたちに伝えたい、子どもたちとたのしみたい
という気持ちが、つまっています。

それはもう、幸せな音楽を奏でる
オルゴール箱みたいに、
ひらくと、あふれ出してきます。

とびきり愛らしいイラストと
親しみやすく語りかけてくる文章で、
絵本の物語を読むようにたのしみながら
クリスマスを理解することができます。

こちらは、手にとり、ページをひらくのをためらうほどの
つつましくきよらかな、佇まいの絵本。

誠実に語られる、イエス・キリストの誕生の話。
そして、クリスマスが、今のように祝われるようになるまでの、
長い年月の人々の営み。

サンタクロースが、どのように生まれたのか。

そして、その時の流れのなかでかたち作られた、
今の、愛おしい、たのしいクリスマスに
忘れてはいけないこと。

黒と、あとたった2色で刷られたシックな絵本は
静かに、強い、クリスマスへの想いがこめられ、
ろうそくの灯のような印象を残します。

クリスマスを大切に想う人びとのこころを
あたたかくともします。

・     ・     ・

【この本のこと】

「クリスマスってなあに?」
ジョーン・G・ロビンソン 著
こみやゆう 訳 岩波書店

「クリスマス」
バーバラ・クーニー 著
安藤紀子 訳 ロクリン社

【だれにおすすめ?】

「クリスマスってなあに?」は
1946年のアメリカの絵本。

テディ・ロビンソンシリーズの作者が書いて、
子どもと読むには、こちらです。

「クリスマス」は、1967年。

クーニーの落ち着いた美しいイラストと
静かで誠実な語り口は、おとなの人向け。

贈り物にも、とてもおすすめです。

どちらも、3色刷りですが、雰囲気は全く違い、
けれどどちらも、素晴らしい仕事がされています。

 



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